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  学生にすすめるこの一冊   (医学部)

  図書のは,図書館本館,(医・農分館を含む)開架図書で,配置場所を示す請求記号を明記しています。

岩井 将 先生(医化学第一) 加納 誠 先生(細菌学) 坪井 敬文 先生 (寄生虫学)
金子 修 先生 (医学部・寄生病原体学)
安川 正貴 先生 (内科学第一) 長谷川 均 先生 (第一内科) 高田 清式 先生 (第一内科)
野村 哲彦 (院生) 成見 弘 (院生)
河野 保子 先生 (基礎看護学) 佐藤 福美 先生 (臨床看護学)


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  岩井 将  先生  (医化学第一)

 *1) 脳からみた心  (NHKブックス)
     山鳥重著 
       日本放送出版協会  1985
    請求記号:493.7/Y2  (書庫)

  自身の専門分野からみれば,下記の「Molecular Biology of the Cell」を推薦したいが,
これは他の多くの人も推すと思うので,他の人はあまり紹介しない本を挙げた。近年脳のさ
まざまな機能が解明され,それら多くは私達が「こころ」あるいは精神と呼んでいるものの
働きと結びつけようとする研究者が多い。しかしそれらの研究の取り組みかたには根本的に
誤りがあると思われる。その根本的な立場について正直に考察しているのが,この著者であると思う。

 *2) Molecular biology of the cell   3rd ed
       Bruce Alberts ... [et al.]
       New York : Garland Publishing , c1994
       請求記号:463/MO (本館・医分館)


加納 誠 先生 (細菌学) *1) 細菌の逆襲:ヒトと細菌の生存競争(中公新書) 吉川昌之介著 中央公論社 1995 請求記号:491.7/YO (医・開架図書)   本書は、ヒトと細菌の長い生存競争の中で編み出された相互の巧妙な攻防の体制  を紹介しながら多くの疫病の発生を考察している。  抗生物質の使用によって細菌による感染症は消滅の道をたどっていると思われてきたが、  現実には人喰いバクテリアが出現したり結核の集団感染などがさかんに報道されています。  本書のあとがきには、”医学が細菌感染症に勝利したと思ったのは幻想であった”  と書いてあります。  医師が細菌感染症などに学問的情熱を示さない、このような傾向が医師にも患者にも  細菌感染症の恐ろしさを忘れさせてしまった。その結果、細菌に逆襲されてしまったということ  になるわけで、著者はそのことを数年前に本書で警告をしたのである。  むやみに敵(細菌)を恐れず、しかし侮らず、敵を知るために本書を読むことをおすすめしたい。 *2) アルジャーノンに花束を   ダニエル・キース著 小尾芙佐訳   早川書房 1989   請求記号 A933/KE (本館・開架図書) 請求記号 933/KE (医・開架図書) 3) 錦繍 (新潮文庫) 宮本 輝著 新潮社 1976 (*宮本 輝全集 第2巻に収録  請求記号918.68/MI/2 本館・開架図書)
坪井 敬文 先生 (寄生虫学) *1) 危険な病気対策マニュアル : 海外旅行必携    祢津加奈子著  工作舎 1997     請求記号:493.8/NE(医・開架)  毎年日本人の人口の1割以上もの人が海外旅行に出かけています。しかし,病気になって しまっては楽しいはずの旅も台無しです。海外旅行中に病気,特に感染症にかかる大きな原 因は,現地の事情を良く知らずに日本での生活習慣をそのまま持ち込んでしまうことです。 そこでそうならないための必読書をご紹介します。この本は,まず,感染経路別に病気をま とめ,どんな病気か?どうすれば予防と治療ができるかについて読みやすく書いてあります。 それだけでなく,実際に病気にかかった人の体験談なども書かれており,楽しく読めるように なっています。海外旅行に出発する前の情報の収集に一読されることをおすすめします。
金子 修先生(医学部・寄生病原体学) *1) 『スニ-カ-』(ハヤカワ文庫)    ジョ-ジ・R・R・マ-ティン著  早川書房 1990     請求記号:A933/KI 2) 『サンドキングズ』(ハヤカワ文庫)    ジョ-ジ・R・R・マ-ティン著  早川書房 1984      僕は海外SF 読みです。SF 読みの学生向けに,マニアックなところでジョ-ジ・R・R・ マ-ティン著『皮剥ぎ人』(『スニ-カ-』に収録)と『<蛆の館>にて』(『サンド キングズ』に収録)を挙げておきましょう。平井和正の“狼男”シリ-ズが好きな方は, スタイリッシュな『皮剥ぎ人』に,マ-ヴィン・ピ-クの“ゴ-メンガ-スト”が好 きな方は,『<蛆の館>にて』に心がうち震えるでしょう。 3) 『青春を山にかけて』(文春文庫)     植村直巳著 文芸春秋 1977 *4)『ブッダのことば』(岩波文庫) 中村元訳 岩波書店 1984 請求記号 080.2/I1/210 *5) 『バガヴァッド・ギーター』(岩波文庫) 上村勝彦訳 岩波書店 1992 請求記号 080/IW/R68-1 *6) 『孫子』(岩波文庫) 金谷治訳 岩波書店 2000 請求記号 080/IW/B207-1 *7) 『日本語の作文技術』 本多勝一著 朝日新聞社 1996 請求記号 081.6/HO/19  *8) “Elements of Style” William Strunk Jr. &, E. B. White 著 請求記号 836.2/ST  上記とは別に,大学時代は,冒険家の植村直巳著『青春を山にかけて』,原始仏教 を感じる『ブッダのことば』および古代インド哲学の書『バガヴァッド・ギ-タ-』に 影響を受け,今に至ります。プロの研究者として,研究戦略の構築に『孫子』を,論文 作製には本多勝一著『日本語の作文技術』とWilliam Strunk JR.著『The Elements of Style』を座右の書にしています。これらの書を学生時代に読むことで,今後の人生が 大きく狂わ・・・ではなく,変わるかもしれません。
安川 正貴 先生 (内科学第一) *1) 免疫の意味論 多田 富雄 著 青土社 1993 請求番号 491.8/TA (医・開架にもあり) *2) 精神と物質:分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか 立花 隆・利根川 進著 文芸春秋 1990 請求記号:464.1/TA(本,医・開架)
長谷川 均 先生 (第一内科) *1) 心が迷ったとき読む本:新しい自分を築くために (PHP文庫) 田中 真澄著 PHP研究所 1994 請求記号:159/TA (医・開架にもあり) 人生の転機に必読の新しい自己実現の哲学
高田 清式 先生 (第一内科) *1) 20世紀の日本 全12巻 (日本近現代史シリ-ズ) 北岡伸一 [ほか]編 読売新聞社 1995 請求記号:210.7/NI (医・開架にもあり) 安全保障・医療・高度成長などの各テ-マから近代日本を見通すのに, 適切な図書と考えます。各テ-マの第一線の研究者が著作している図書です。
野村 哲彦 (院生) *1) 夜と霧:ドイツ強制収容所の体験記録 V.E.フランクル著 霜山徳爾訳 みすず書房 1985 <新装版> 請求記号 946/FR (医・開架にもあり) *2) アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス著 小尾芙佐訳 早川書房 1989 <改訂版> 請求記号:A933/KE (医・開架にもあり) *3) サイダーハウス・ルール ジョン・アーヴィング 真野明裕訳 文芸春秋 1987 請求記号:933/IR (医・開架) *4) 死ぬ瞬間 E.キュブラー・ロス著 川口正吉訳 読売新聞社 1971 請求記号 : 146/KU (医・開架にもあり) *5) 夜と霧の隅で (新潮文庫) 北 杜夫著 新潮社 1963 請求記号:913.6/KI (医・開架にもあり) *6) 風の旅:四季抄 星野 富弘著 立風書房 1982 請求記号:911.56/HO (医・開架にもあり) 7) 医師ゼンメルワイスの悲劇:今日の医療改革の提言 南 和嘉男 著 講談社 1988 *8) 医学生 南木佳士著 文芸春秋 1993 請求記号:913.6/NA (医・開架にもあり) *9) トニオ・クレ-ゲル (新潮文庫) ト-マス・マン著 高橋義孝訳 新潮社 1967 請求記号:943/MA (医・開架にもあり) *10)ベニスに死す (角川文庫) ト-マス・マン著 浅井真男 佐藤晃一訳 角川書店 1971 請求記号:943/MA 新潮文庫版 (医・開架にもあり) *11)南京の基督 (角川文庫) 芥川龍之助著 角川書店 1994 請求記号:913.6/AK (医・開架) *12)杜子春 (角川文庫) 芥川龍之助著 角川書店 1994 請求記号:913.6/AK (医・開架)
成見 弘 (院生) *1) 長いお別れ レイモンド・チャンドラ-著 清水俊二訳 早川書房 1976 請求記号:A933/CH(本・開架) 請求記号:933/CH (医・開架) *2) 背いて故郷 志水辰夫著 講談社 1985 請求記号:913.6/SI *3) そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ-著 清水俊二訳 早川書房 1976 請求記号:E933/CH(本・開架) 請求記号:933/CH(医・開架) *4) 竜馬がゆく 司馬 遼太郎著 文芸春秋 1972 請求記号 918.68/S10
河野 保子 先生 (基礎看護学) *1) 大河の一滴    五木寛之著  幻冬舎  1998    請求記号:914.6/IT(本,医・開架) 人はみな老い,病を得て,孤独のうちに死を迎える。人生をいかに生きるか。マイナス 思考を通過して初めて生まれるプラス思考を論じる人間論が本書である。
佐藤 福美 先生 (臨床看護学) *1) 看護理論とは何か    ペギ- L. チン, メオ-ナ K. クレイマ-著    白石聡監訳 阪本惠子 [ほか] 訳    医学書院 1997    請求記号:492.9/CH (医・開架) 本書は,看護理論について興味を持つ人の入門書として活用できると思います。学生 時代は教科書として,また,教育者や臨床実践者となれば自らの看護の知(認識)のパ ターン,経験側の表現としての理論,看護学のキー概念,実践での理論・哲学・倫理, 記述と批判的考察,研究と実践とのつながり,などについての概念が可能となると思い ます。翻訳は,できる限り原文に忠実に訳すことに留意し,愛媛大学医学部看護学科と 附属病院看護部のスタッフを中心に分担していますので,是非読んでみてください。
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